江戸東京野菜について

東京べか菜

 明治時代の初期に山東菜が中国山東省から導入された。導入当初は、江戸川では大型の山東菜を栽培していた。その中で若採りの山東菜をべか菜と呼んでいた。
 べか菜の「べか」は、ベカ舟から来ていて、小型の形状を意味している。べか舟とは、のり採り舟のことで、長さ12尺(3.6メートル)幅2尺8寸(84センチ)位の薄板で造られていた。
 現在の江戸川区の葉物農家が主に栽培していたが、小松菜のごせき種苗が選抜した、ごせきべか菜は、多収性と商品価値の高い切葉山東菜の育成を目標に、半結球系「切葉山東」の集団淘汰を続け、昭和33年より分系選抜を高めて固定したもので、昭和38年(1963)発表、後関種苗店育成。農林省種苗名称登録品種。

代表的な取り扱い地区のJA

JA東京あおば http://www.ja-tokyoaoba.or.jp/