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食農教育充実へ畑の見学会開催

”超”都心部の栄養士たちが東京農業を体験

JA東京中央会は7月下旬、JA東京青壮年組織協議会と連携し、都心部の小中学校の教員・栄養士、教育委員会らを対象とした畑の見学会を開催しました。4日間にわたり、あきる野市・瑞穂町内、三鷹市・調布市内で実施し、千代田区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、渋谷区、中野区より約50名にご参加いただきました。
この企画は、農地がない(少ない)”超”都心部に住む消費者層、次世代を担う子どもや若者たちに東京農業の魅力を伝える食農教育の一環で、給食における地場産使用率の向上につなげる狙いがあります。また、都心部で教育活動を行う教員や栄養士を畑に「連れてくる」活動により、東京農業の現場を見て、触れて、体験してもらい、五感で地場産や都市農業への理解を深めてもらうことを目的に開催しています。
見学会では、各地域で営農する農家や酪農家の圃場を訪れ、工夫している点や苦労している点などの説明を受け、圃場での収穫体験や農産物の加工品の試食も行いました。

また、訪れた圃場近辺のJAあきがわ直売所「秋川ファーマーズセンター」、JA東京むさし直売所「三鷹緑化センター」を視察し、管内の農産物や直売所の運営について学ぶ場面もありました。
栄養士からは「畑や土がない生徒たちにとれたてのものは美味しいということを教えていきたいです。また、農業を無くしてはいけないということを伝え、自然や食に興味を持てるようにしていきたいと思います。」とご好評をいただきました。
自らが手掛ける体験農園を案内した荒井委員長は「都市農業についてもっと知ってもらいたいです。美味しい農産物を楽しんでもらいつつ、未来を担う子どもたちへの食農教育に力を入れていきたいと考えています。」と、食農教育に積極的な姿勢を見せました。

三鷹市内・あきる野市内の圃場、直売所を視察する参加者達(7月下旬 三鷹市、調布市、あきる野市、瑞穂町で)

自らが運営する体験農園について説明する荒井委員長(7月23日 調布市で)