第13回(平成21年度)東京「農」の風景<景観コンテスト> 事例集

武蔵野産フレッシュ野菜の供給基地
●景観の所在地:武蔵野市境

都市化の進展とともに、緑豊かな農地は、私たちの生活環境にうるおいとやすらぎ与えるとともに、子どもたちに生命や自然の大切さを伝えるなど、都民の生活環境・地域の景観形成に、防災空間として多くの役割を果たしています。市民に食料自給の重要性をPRし、消費の面から自給率を向上させるためには、最大の消費地に今ある農地を最大限に活用して食料の生産・供給を伸ばすこと、地産地消の取組みや食品ロスの解消などを積極的に進めていくことが求められています。
 
  地元でとれた野菜の魅力はなにか、と聞かれたら、なんと答えますか?安全・安心、朝採り新鮮・・・それだけではありません。食べ物の生産地から消費される食卓までの輸送に要した「距離×重さ」を現す、フード・マイレージ。生産地と食卓の距離が遠くなると、輸送時に地球温暖化の原因と考えられているCO2の排出量が多くなり、環境に悪影響をおよぼすと考えられています。環境を守る観点においても、自分の身近にある食材を選ぶことが大切です。
 
  武蔵野市の高橋宏明さんは、就農6年目になります。ビニールハウスを2棟で、672株の樽トマトを栽培しています。主な出荷先は、JA東京むさし武蔵野新鮮館です。露地野菜を積極的に行っていて、適地適作や販売ロスの分散といった観点からの多品目栽培を行っていますが、スーパー、学校給食への出荷需要の増加に伴い、来年より大量少品目栽培へとシフトをしていく計画です。この試みは、生産物の品質向上(ブランド化)、肥料代、種代等のコストの削減、少ない労働力を補う作業効率の向上、需要(出荷先)から逆算した作付けで売上アップになります。

連絡先

住所:武蔵野支店 
武蔵野市西久保1-18-10、TEL:0422-51-2412