第12回(平成20年度)東京「農」の風景<景観コンテスト> 事例集

受賞写真
●景観の所在地:東京都大田区中馬込

馬込は江戸、東京の一大消費都市を控え、昔から小松菜をはじめとするいろいろな野菜を生産していました。特に、「胡瓜」と「人参」は、多くの農家と篤農家が多年に渡って改良に努力を重ねた結果、優良品種が生まれました。

早熟栽培できる野菜には、ナス・キュウリ・トマトなどがあります。以前は消費地に近い都市近郊農村としての地の利を得て、これらの生産を拡大した時期もありました。そして、「馬込半白節成胡瓜(マゴメハンジロフシナリキュウリ)」「馬込大太三寸人参(マゴメオオブトサンズンニンジン)」と命名され、篤農家の努力により馬込の特産品となりました。その後、全国各地にその名が広がり、その種子が欲しいという要望に応え、種子を採取して全国に販売しました。

戦後、この地域は宅地化が早く進み、農家は減少の一途をたどります。住宅地の中にわずかに畑が点在する地域で、波田野さんは限られた農家と共に小さな畑で特産物の復活に努力し、地域の皆さんに地場野菜をいつまでも提供できるように、がんばっています。

連絡先

JA東京中央馬込支店
住所:東京都大田区南馬込5-30-22、TEL:03-3775-1321