江戸・東京の農業

陸稲の平山

 陸稲とは畑で栽培する稲です。稲はもともと、長江下流域の湿原が原産ですから水田で栽培(水稲)するのが最も適しています。

しかし、水を引くことが不便な所ではやむおえず畑で栽培しなければなりません。ところが、夏の干ばつに弱く、かつ病気も発生しやすいため畑での栽培はむずかしく、しかも品種改良の歴史が浅いため、水稲に比べると収量や味が劣るのが普通でした。

陸稲の品種「平山」は、明治44年に七生村平山(現在の日野市平山)の林丈太郎が作り出した品種で、「丈太郎陸稲」とも呼ばれ、味がよく、 干ばつや病気に強く、栽培しやすい品種でした。この品種は東京都の奨励品種にも採用され、しだいに近県にも広まっていき、当時の陸稲栽培に大きく貢献しま した。

スタンプ

八幡神社

日野市西平山1-23-1 (京王線平山城趾公園下車)
TEL:042-623-0720